コンプレックスも自分の個性のひとつに

春木 ことえ

2002年入社

横山造園 造園部 係長

スタッフ04-1

Message 01

コンプレックスも自分の個性のひとつに

専門学校を卒業した19歳の春、現場職で初めての女性社員として横山造園に入社しました。当時は女性の現場監督はまだ珍しかったので、「若いし女性だし、現場のことなんて分からないだろう」「どうせすぐ弱音を吐いて辞めるんだろう」「自分の娘ほどの年の子に命令されたくない」等と言われ、何人もの人を動かして現場を進める事がとても難しく感じるときが多々ありました。

そんなとき、いつも助けとなったのは先輩社員や多くの職人さんたちの存在でした。親身になって相談を聞いてくれたり、励ましや助言をくれたり、何も言わずにそっと手を差し伸べてくれる温かな人たちに囲まれていたので、気持ちを切り替えて最後まで粘り強く頑張り続けることができました。

何年も経験してしいくうちに、職人さんやお客さんに対し丁寧で謙遜な姿勢で接するなら、良い関係を築くことができ仕事の成果も上がると実感するようになり、それまでコンプレックスだった「他の男性社員みたいにできない」ことも、自分の個性のひとつと思えるようになりました

スタッフ03-3

Message 02

仕事を教えるという事の難しさ

中途採用で入ってくるのは経験ある年上の方ばかりだったので、長いこと会社の末っ子として仕事していました。
しかし、そんな私も気が付けば主任、係長になり、年下の後輩もできました。

職人さんに指示を出したり先輩から指示をもらうことには慣れていましたが、自分の仕事を教えるという事は初めてだったので難しく感じました。考え方や進め方が偏りすぎていないか、どういう風に説明できるだろうか、と意識しながら仕事をするようになったことは新たな成長と感じています。

仕事は、屋上緑化や公園のリフレッシュ工事など今までに経験したことのない難易度の高い現場を割り振られるようになりました。社内的な業務や業界のPR活動にも携わる機会が増え、様々な面で役職と責任の重さを実感します。

スタッフ03-2

Message 03

現場の完成は終わりではなくスタート

造園業は、ひとつの現場が完成したら終わりではなくスタートです。何年後かに自分が手掛けた現場の植栽した木や草花が成長して形になっていく姿にとてもやりがいを感じ、また自分も成長していくのが分かるので楽しい仕事だと思っています。

当社の歩みは古く先輩たちが手掛けた現場も数多くあり、そこで植栽された木々もどんどん成長し進化していってます。今後当社に入ってくる仲間たちと、当社の歴史を継承しつつ一緒に成長し、新しい歴史を造っていければと思っています。

自分が今まで先輩たちにサポートしてもらったように、これからは後輩のサポートをしていけるようにすることも現在の課題のひとつです。